<?xml version="1.0" encoding="euc-jp"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>風呂屋のオヤジの番台ブログ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/atom.xml" />
   <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2</id>
    <link rel="service.post" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2" title="風呂屋のオヤジの番台ブログ" />
    <updated>2007-10-09T02:49:10Z</updated>
    
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type  3.2-ja-2</generator>
 
<entry>
    <title>        ボランティアは立派だねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/10/08.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=292" title="        ボランティアは立派だねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.292</id>
    
    <published>2007-10-08T02:45:52Z</published>
    <updated>2007-10-09T02:49:10Z</updated>
    
    <summary>　「銭湯のオヤジさんが本を出したっていうんで、読みたくてＫ町からやってきたんだけ...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　「銭湯のオヤジさんが本を出したっていうんで、読みたくてＫ町からやってきたんだけど、一冊分けてもらえますか」

　と見慣れない７０がらみのダンナが見えた。

　「アタシの本を？。そりゃそりゃあ。一応お貸しもしているんで、ゆっくり読んで返してもらえばいいですよ」

　「そう、貸してもらえるの？。それは有り難い。じゃ名前を書いていきますから」

　となりメモに名前と住所、それに生年月日までご記入された。ホウ、几帳面な方だ。この人、名前を書きながら問わず語りに話し出した。

　「あたしね、Ｓ園で老人介護のボランティアをやってんのよ。あそこに入っている人達はほとんど末期ガンなんですね。介護していても切ないですよ」

　ウーン、高齢者の介護かあ。Ｓ園といえば老人施設と聞いているが、この方も先ほどの生年月日によれば昭和６年生まれとなっていたな。とすればすでに７６才だ。同世代の病床にある人を献身的に介護する−−。ちょいとマネができねえなあ。立派だねえ。

　そういえば当湯(うち)のお客さんにも介護あるいはヘルパーをやってる方が結構いますなあ。思いつくままにちょいと書いてみようかな。

　まずは６０半ばの男性。定年になって年金生活でやることもなく、毎日ブラブラしていてもしょうがない、少しは世の中のためになることをやってみたいと還暦過ぎて一念発起？。介護の資格を取得して在宅介護とやらを始めたんですな。週に２度ほど入浴に見えるんだけど、アタシャ聞いてみたんだ。

　「在宅介護てどんなことをやるの？」

　「病院へいく時や出かける時に付き沿って送り迎えをすることが主なんだけど、いろんな年寄りがいるんだねえ。やっと歩く程度の人や、俺ぐらいの年の人もいるんだよね」

　「やっと歩く程度ってじゃ在宅介護だからオシメを替えたりメシを作ってあげたりもするの？」

　「オシメにメシ？。あのねえ女中さじゃないんだからね」

　そうだろうなあ。無知なオレは在宅介護っていうからオシメにメシに布団を敷いたり、一緒に寝て子守歌を歌ってやったりするのかとね、オイオイ……。

　続いては週に２回程、いつも年配のおばあさんとお供のように見えられるやはり６０近いおばちゃんがいる。

　「一緒に見える人はお宅の身内の人なの？」

　「いえ、全然他人なんだけど、おばあちゃんが入院していた時、あたしが介護についたんだけど、おばあちゃんが退院しても、わざわざあたしのところへやってきて、これからも面倒をみてくれないかっていうんです。あたしもちょうど病院をやめて仕事をしてないからそのまま付いてあげてんの。週に２回だけど」

　「おばあちゃんは幾つですかな」

　「９３才だけど耳も目もしっかりしていて昔の女子大の英文科を出ているんで、今でも英語の本を開いているんだから」

　ホホウ、スゴイおばあちゃんだ。そういえば本が好きだと見えてアタシの単行本なんかもかならず購入してくれましたなあ。

　さらには目の不自由な人の手を引いてお風呂に入れてあげたり、高齢で歩行も不自由なおばあちゃんに、やはり手を引いてお風呂へ入れ、全身くまなく洗ってあげたりと。この人達は時間的にヘルパーを努めるようですな。

　また、江戸東京博物館でガイドのボランティアをやってる７０の男性もいますし、まだまだいろんな形で社会貢献をしている人が多いんですなあ。

　ハア？、そういう風呂屋のオヤジは何かやってんのかですって？。アタシねえ、毎日フロントに座ってボケーッとゼニを頂いているだけだなあ。ホントは何かやってみたいんだけど何せこちとらがもう介護を受けたいようなじいさんになっちまったからなあ−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>再びブログ再開</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/10/07.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=291" title="再びブログ再開" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.291</id>
    
    <published>2007-10-07T02:37:26Z</published>
    <updated>2007-10-09T02:43:15Z</updated>
    
    <summary>　ここんところ、ちょっとブログに御無沙汰していたらお客さんから 　「この頃あまり...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　ここんところ、ちょっとブログに御無沙汰していたらお客さんから

　「この頃あまり書いてないんですか？」
　
　と言われた。

　ホホウ結構見てくれてんですな。

　実はね今までのブログをまとめた「風呂屋のオヤジの日々往来」という本も出版してもらったんで、ブログの方はちょいと小休止をしていたんですな。しかしご要望がある？となりゃあ、そろそろ始めますか…てなことで先日「ブログ再開・銭湯開始だ！」とリキんだんだが、そんな矢先に何やらやら急に両腕が痛んできちゃったんだ。なんだか分からんが腕を上に持ち上げるのもちょいとシンドイ。

　こりゃあイカン！。ブログどころじゃないわい。で、億劫だったがしょうがない、お医者さんへとなったんだ。しかし、両腕が痛いのは内科じゃあるまい。まさか婦人科じゃなかろうし、かといって泌尿器科でもねえしな。

　とすりゃあ外科だろうが外科は外科でも整形外科だな。うっかり外科へ行って腕を切開されたら、それこそブログどころじゃなくならあ。ということで近くの整形外科へ出向いたという次第でさあ。

　お医者さんはいつ行っても混んでるねえ。これも毎回書かせてもらうことだが、未曾有の高齢化時代になって病院はお年寄りで溢れ返っている。年をとりゃあどっか悪くなるもんねえ。待合室は杖をつきヨッタンヨッタンと歩く人から車椅子を家族に押されて見える人などまさに老いたるヒトの百花繚乱？よ。

　いずれアタシもそんな仲間入りをするんだろうが。そう思っちゃうと何とも滅入ってしまうがまあ浮世の流れでしょうがなかろう。

　待つこと一時間余、やっと番が回ってきた。５０年配のドクターに病状を説明するとドクターは両腕と首のレントゲン撮影だ。いずれも骨が老化してんだという御託宣である。この年齢になるとかならず「老化」の２文字が出てくるわい。お医者へ行くといつも老いの悲哀を感じさせられるねえ。

　さて、ドクターは「首から来ている痛みだから」と首に注射を打ち、後は整形外科特有のリハビリになる。整形外科のリハビリ風景も以前、書かせてもらったが、いずこも同じ治療法だ。ベッドに寝て腰をバンドで固定して伸ばすんだが、この格好「さあ煮るなり焼くなり勝手にしてくれ……」という図だ。

　続いては首筋を吊って牽引する。これも何やら世の中をはかなんで首を吊っちゃう……オイオイ。さらに低周波を当ててピリピリのビりビリだ。さらに……モシモシあのねえ、ブログの話はどうなっちゃったんだ？

　俺は健康だからオヤジの医者のノーガキを聞いてもしょうがねんだ。ウンそうだな、しかしそう急ぎなさんな。こっからがブログ再開の弁になるんだから  整形外科のドクターが診察当初こう宣われたんだ「腕が少しよくなるまでは重いものを持ったり、パソコンなどはあまりやらないほうがいいですね」と。

　それで尚更ワープロを叩くことに恐れをなしてしまったんだ。重いものは現在家の者がほとんどやってくれるからアタシャ箸より重いものを持たないというまことにいい身分なんでさあ。

　そして通院することかれこれ３週間。ドクターにお伺いを立ててみたんだ、

　「アタシ、パソコンじゃなくてワープロを叩くんですけど、ワープロなんかもあまりやらないほうがいいですかねえ？」

　「いや、根をつめてやらなければ差し支えないでしょう」

　というお許しがでたんだ。で、ブログ再開という次第なんだけどね。
　
　再開の弁までやけにくどくど手間取ったけどそんなわけで、さあバリバリとおっかなびっくり、アンドスロースローと始めまっせ。乞うご期待さ。ヘッ誰も期待なんかしてねえよ。どうせ始めたはいいが、また「腕が痛いようっ」なんて泣きが入るんじゃねえのかい−−。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        ホラホラ…ホラ？</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/08/25.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=290" title="        ホラホラ…ホラ？" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.290</id>
    
    <published>2007-08-25T02:42:46Z</published>
    <updated>2007-08-27T02:47:43Z</updated>
    
    <summary>　３０年来の常連男性であるＳさんが亡くなった。 　８８才である。        ...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　３０年来の常連男性であるＳさんが亡くなった。

　８８才である。          

　開店早々の脱衣場では、いつもＳさんと一緒に入っていた湯友とでもいう９６才と８７才のお二人がＳさんの訃報に淋しそうに話している。Ｓさんとは、お達者トリオとでもいうべき３人だったが、その仲間が欠けたのである。お互い高齢なだけに切ないであろう。                                        

　Ｓさんは明るくて元気な人だった。浴場広報誌「１０１０」に「銭湯には不老長寿の人もいる」として書かせてもらったことがあった。会社を定年になってから自転車を始め、南は大阪から北は青森まで自転車で走り回り、自転車が趣味の人だった。８０才という傘寿の坂を越しても巣鴨のお地蔵さんなどへ気軽にペダルを漕いでいくということでアタシらを驚かせていたんだ。        

　そんな不老長寿と思わせたお人が、昨年、大病を患い入院手術をされてよりめっきり弱られた。一回り細くなり、杖をついて、それでもお風呂へきていたんだが、そのうち饒舌だった口調もめっきり少なくなり暗くなってきた。やがて再入院をされ不帰の人となってしまったのである。                      

　さて、Ｓさんの訃報を聞いての脱衣場である。                          

　「Ｓさんのお葬式は火葬場が混んでいて一週間以上も先になるんだって」    

　と教えてくれたのはＳさんの隣近所に住んでいる８３才のおばちゃん。この方もやはり３０年来の常連さんである。Ｓさん同様明るくて話好きなおばちゃんだが、近年少々ボケが、イヤいや弱られた感じである。しかしこのおばちゃんは生来の明るさからトンチンカンの会話をしても明るくて嫌味がない。      

　前にこんなことがあった。いつも布製の大型な袋に風呂道具と一緒に入浴券を入れてくるんだが、よく入浴券の入ってる場所がわからずにゴチャゴチャと袋の中をかきまわすんで、アタシが袋についているポケットに入れておくよう指示？したんである。それからはすんなり入浴券を出すようになったんだが、この時はもう入浴券をアタシに渡したと思っちゃったのか、アタシが催促すると

　「今、渡したじゃない、大丈夫？よ〜く考えてみて」

　とのたまわれた。アタシャ、大丈夫かと言われてヘンな気分になっちゃったね。                  
  
　さて、またＳさんのことに戻ろう。おばちゃんが続ける。                

　「Ｓさんのお葬式は一週間も先になるから、その前に知り合いの人が集まってお線香をあげるんだって。あたしも行かなくっちゃね」                    

　「ホウ、高齢化時代で葬儀屋さんも火葬場が混んでいるんですなあ。それで、知り合いが集まって供養をするっていうのはどこでやるのかな？」          

　「○○さんちのそばの……ホラホラ……」                                

　「ホラホラって、どっかのお寺でやるの？」                              

　「そっ、××通りを言ったところにあるお寺？、ホラ……」                

　「ホラホラばっかりじゃわかりませんよ」                                

　「あたしも思い出せないわ」                                            

　ということで脱衣場へ入られたのだが、程無くまたアタシんところへ戻ってきた。まだお風呂前である。                                            

　「Ｓさんのお寺、わかったわ。Ｙ寺よ、Ｙ寺」                            

　「そうですかぁ。誰か知っている人が脱衣場にいたのかな？」              

　「そッ、ホラホラそこにいる人よ」                                      

　「そこにって、誰なの？」                                              

　「ホラホラ、お風呂に入りにきた人よ」                                  
 
　ヤだねえおばちゃん。うちのお客さんはみ〜んな風呂へ入りに来た人ばっかりですがな−−。         
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        爽やかじゃなくっちゃ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/08/23.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=289" title="        爽やかじゃなくっちゃ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.289</id>
    
    <published>2007-08-23T01:14:40Z</published>
    <updated>2007-08-24T01:34:04Z</updated>
    
    <summary>　もう夜１０時半頃かな。 　女湯の脱衣場から 　「佐賀北が勝って感激したわあ。８...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　もう夜１０時半頃かな。

　女湯の脱衣場から

　「佐賀北が勝って感激したわあ。８回の大逆転、すごかったわねえ……」

　テレビの熱闘甲子園を見ているおばちゃん方の話し声が聞こえてきた。最近はプロ野球の話が少なくなり男湯からも当然、高校野球の話が流れてくる。プロ野球のファンは、特に圧倒的なＧ党の多い脱衣場は、勝ったり負けたりを繰リ返している昨今の大ジャイアンツに物足りなさを感じているようである。

　その分、高校野球への期待感が増しているようだ。それにしても女湯から活発な観戦談義？が聞こえてくるとは珍しいよ。昨日のことである。                                                

　そして今日。新聞には「広陵  悲運の夏」の見出しで第８９回・全国高校野球選手権の結果が報じられている。５−４で佐賀北が広陵を破って初優勝を遂げた。試合は７回まで広陵がリードで、このまま行くかと思わせたらしいが、８回の裏、佐賀北から満塁本塁打が飛び出し大逆転である。                

　「佐賀北が勝ってよかったなあ。俺は別に佐賀の出身じゃないけど、何となく佐賀に勝たせたかったんだ」

　脱衣場の雰囲気も古豪・広陵より新鋭・佐賀の応援が多かったようだなあ。判官ビイキってやつか−−。
　さて、こっからは風呂屋のオヤジの独論？となるんだ。何をエラソーにと言われそうだが、まあいつものことだと御容赦ください。
　アタシね、佐賀北が公立高校であり、部員全員が普通科の生徒である……というところにまず爽やかだなあ、と思っちゃうんだ。そしてね監督が国語の先生だと言う点にも魅力を感じちゃうんだね。             

　対して広陵の中井監督が試合後、８回の逆転劇の導火線になった２四球について

　「…ストライクが何球もあった。審判は技量を高めるべき。あれでは真ん中しか投げられない」

　などと審判批判を言ったらしい。アタシャこれには唖然としたなあ。まあ勝ってナンボの職業監督なんだろうが、ヤだねえ。

　今回たまたま野球部員の特待生問題が表面化じたけど、昔から野球高校みたいな学校が多く、校名を上げるには甲子園が一番？と職業監督を抱え、学業より野球優先のような気風にどうも抵抗感があったんだ。そこで、そんなことに関連した古い話を思い出したよ。                                        

　その昔、現在巨人を経てヤンキースで活躍する松井が星陵高校時代、四国の明徳義塾のなんとかという監督が、超高校級といわれた松井に徹底的に敬遠策をとり、全打席四球と勝負を避けて、世間の顰蹙（ひんしゅく）を買ったが、前述した勝ってなンボの職業監督にアタシャたまらない嫌悪感を覚えるんだ。

　さらにその昔のまた昔に、徳島の有数な進学校である池田高校の蔦監督が、プロ野球・東急セネタース？のピッチャーを引退し、その後教師の資格を取得して社会科の先生をするかたわら野球部の監督をして、弱小高校の池田高校を選抜高校野球に出場させたんだな。野球部員はたった１１人で当時の新聞は「爽やかイレブン」と書き立てたっけなあ。イレブンなんて今日ビならサッカーの見出しだよ。アタシはこのニュースにも感動だったよ。

　エッ？それ何年前だって？。そんな古いこと覚えてますかいな。アンタ調べて？、オイオイ。    

　これも古いことだが、過熱する甲子園に、高校野球は教育の、それも体育の一環として存在する、と警鐘を鳴らしたおヒトがいたけどホントだよなあ。  

　さてさて、今日は野球教育論みてえな風呂屋のオヤジの顔とつながらねえ話になっちまったけどまあご勘弁を。そして、ついでにもう一つ。高校野球はいつでも爽やか、純粋であってほしいよなあ。風呂屋のオヤジはおよそ爽やかとは程遠いけどね−−。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        競馬が中止だって</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/08/21.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=288" title="        競馬が中止だって" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.288</id>
    
    <published>2007-08-21T01:30:00Z</published>
    <updated>2007-08-23T01:36:09Z</updated>
    
    <summary>　開店早々に入ってきた中年の……と書いてちょいと思った。 　アタシャ簡単に「中年...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　開店早々に入ってきた中年の……と書いてちょいと思った。

　アタシャ簡単に「中年」と書いちゃうが、以前「中年って幾つぐらいなの？」と聞かれたことがあったな。そん時は「６０代前半が壮年で、８０代からご老体と申し上げている。それ以外はみんな中年」とアタシなりの勝手な解釈をしたが、今日の中年は壮年に近い６０半ば過ぎのおヒトである。                            

　この中年氏が来るなり「競馬が中止になったんで週末は時間を持て余しちゃうよ」とのたまわれた。そう、この中年ウジ、名立たる？競馬マニアなんである。金曜日になると競馬新聞を持ってきて、湯上がりに予想・推理に余念がない。アタシャその姿を見て

　「どうせ外れるんだろうに、下手な考え休むににたり……」

　とヘソ曲がりに思ったりしたが、大きなお世話だよね。競馬に推理がなくっちゃあ予想にならないものね。しかし、今言ったように「下手な考え」を一切しないで新聞の予想を鵜呑みにして馬券を買い、ほどほど当てているヒトもいますが、しかし今日の競馬は３連単なんていう馬券もあって、プロの予想屋が２０点近くあげても外れていますもんねえ。                        

　とまあ、大きなお世話が続いたところで、さて「競馬中止」のニュースに参ろう。スポーツ新聞にはは「馬インフルエンザで開催中止」の大見出しだ。

　 「馬のインフルエンザによる開催中止は７１年以来３６年ぶり」

　とも報じていたねえ。競馬マニアが馬券を買えない心境は辛いんだよなあ。実は何を隠そう（ヘッ何を隠すんだよォ、気取ってらア）。アタシも経験があるんだ。３６年前の開催中止の時に、今は競馬のケの字もやんないアタシだが、当時は明けても暮れても馬券馬券の時期があったんだ。木曜日に出馬表が発表されると新聞と首っ引きで、それこそ下手な考え……に没頭したんだ。

　馬券中毒とでもいった時代に馬の風邪による開催中止じゃない。中毒者が禁断症状を起こしたようなもんだ。当時の風邪は関東だけだった。名牝・トウメイや豪脚メジロムサシがいたように思ったなあ。そこで禁断症状の矛先は「関東が駄目なら関西があるわい」と、新聞に小さく出ていた関西の出馬表を眺めて、名前も知らねえのに「１−４、１−５、ン枚、百円券で……」などとノミ屋へ入れたんだ。

　ノミ屋ってね一杯飲み屋じゃないよ。いうなればモグリの馬券屋さんだ。当時はこんな行為も半ば平然と行われていたんだ。見つかれば罪になることは当り前だが、胴元はヤーさん関係だったらしいね。そして、今なら当り前のように飛び出す万馬券も、その頃は滅多に出ないんだが、万一出た場合は支払は１万円が限度だったな。                                                        

　しかしねえ、下手な考えも休まずにやっていてさえ当たらないのに、名前も知らない馬を当てずっぽうにやって当たるわけがないやね。ゼニをドブへ捨てるようなもんなんだけど、それでも中毒症状は委細構わず、セッセセッセとドブへゼニを捨てていたなあ。ギャンブルってそんな魔力があるんだよねえ。  

　さて、先刻の馬券師さんが湯上がりで出てきた。

　「競馬は休みだし、後はパチンコしかないなあ。パチンコ屋でも寄っていくか。しかしパチンコ屋もこの頃は出さないんだよなあ」                                

　当たらない競馬にセッセと励み、出ないパチンコに通う……。そしてね当たらない出ないでいい加減イヤになってきた頃にド〜ンと当り、ドサッと出るんだよね。ギャンブルの神様？は意地悪の性分なんだねえ。                  

　そんなことだから馬券師さん、じゃない、パチンコもやるからギャンブラードノねえ、そろそろ大当たりの女神がやってくる頃じゃないかな。明日は吉報？を待ってますぜ−−。

　またショボクレタ顔でやってこないでよ−−。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>       感想文がきたよ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/08/18.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=287" title="       感想文がきたよ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.287</id>
    
    <published>2007-08-18T02:25:15Z</published>
    <updated>2007-08-20T02:54:45Z</updated>
    
    <summary>　最近見えるようになった２０代の女性。 　スラッとした長身で、化粧っ気のない顔に...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　最近見えるようになった２０代の女性。

　スラッとした長身で、化粧っ気のない顔にメガネを掛けている。

　一見、女子大生といった感じである。湯上がりのロビーで、あるいはランドリーで当世の若者のようにケータイをいじり回してるでもなく、いつも本を広げている。本が好きそうだな、で、アタシャ浴場広報誌「１０１０」を簡単に説明しながら差し上げたんだ。

　その時

　「後で感想文を書いてきます」

　といって帰ったんだが、それから数日後「呼んでみてください」と渡された便箋風な、これなんというんだろ？花模様の入ったＢ５の半分程度の用紙である。そんな用紙に４枚、鉛筆で書かれてある。今日ビ大人が鉛筆書きというのもめずらしい。このおねえちゃん、じゃないおねえさんが普段、学生の延長で何かと書いていることがうかがわれるな。ということで全文を紹介しよう。

　 「おつかれ様です（今日も暑かったですなぁ）。私は土日が休みの仕事ですがあれやこれやと手を出してるうちにもう日曜の夕方になってしまいました。文章、楽しく読ませていただきました。星野さん自体もはなしの中に存在するのに必ずしも自分は主役ではなく、お客さんを主役にもってきているところがすごく読みやすい理由であると思いました。

　私も大学生の時、たくさん論文を書きましたが、限られた時間の中でいかに納得のいく文章を書くかってことは常に私に付きまとっているテーマでした。

　話は変わりますが、最近英語の本を読んでいて「孤独」には二種類あるということを知りました。一つはロンソネツ（消極的孤独）で、もう一つはソリチュード（積極的孤独）です。前者は一人でいることをさみしいと感じるそうですが、後者は一人でいることをとても楽しめている気がするので、わたしが一人でいる時間はソリチュードと呼べるでしょう。

　私の好きな夏目漱石のある小説の中で「若い人は淋しいんですよ」というセリフが出てきますが、私はもう淋しくはないなあ。だからもう若くないのかも知れない（笑）。私は今二十五才で働いていますが、勉強したいことがまだたくさんあります。

　勉強は一人でしかできない勉強ってのも多いだろうからやはり一人の時間は大切なんです。といっても天来淋しがり屋ですから会社帰りの平日の夜はおフロに行くことによってもっている部分も大きいんです。ということで長くなりましたが、今後ともよろしくお願い致します。（氏名）」

　ウーン、消極的孤独に積極的孤独かあ。夏目漱石もでてきたなあ。これ、文学少女の一文だよね。アタシの「フロント日記」についても「ホシノさん自体もはなしの中に存在するのに必ずしも自分は主役ではなく、お客さんを主役にもってきているところがすごく読みやすい理由であると思いました。となっていたな。

　こんなことアタシャ、ン十年も書いているけど考えてみたこともなかったよ。いろんな見方があるんだねえ。さらに英語の本から引用したって言うロンソンじゃねえロン…ロンソネツか、それにアイムソリーじゃねえ、ソリチュードかあ。文学少女の文章はどうも気骨がおれるわい。
 
　消極的孤独ねえ。アタシに言わせりゃ孤独感なんてあまり関係ない。性格の問題でしかねえんだろうな、と思っちゃう。つまり内気で引き篭もりがちで、よく言われる「お宅」ってやつだ。パソコンお宅てな類ぐいだな。

　次いで積極的孤独かあ。物事に積極的な者には「孤独」の言葉はあてあまらないんじゃねえの。どっかの学者が無理して？孤独感を２分しちゃったようにアタシには思えるねえ。うちの客なんかでも独り住まいの若者が結構多いが,みんな好きなことを楽しんでいるようだしねえ。

　どうも今日は文学的女性の影響で、いつものアタシのブログと勝手が違っちゃって締めくくりの着地点がみつからねえよ。だからここで終了！
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>       ブログ再開です</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/08/17.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=286" title="       ブログ再開です" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.286</id>
    
    <published>2007-08-17T02:11:12Z</published>
    <updated>2007-08-20T02:18:47Z</updated>
    
    <summary>　ここんところちょいと「番台ブログ」を休んじゃったなあ。 　実はね、アタシ今度、...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　ここんところちょいと「番台ブログ」を休んじゃったなあ。

　実はね、アタシ今度、草隆社から

　「風呂屋のオヤジの日々往来・世相あれこれ番台ブログ」

　っていう本を出してもらったんです。


　この本はアタシが昨年より１年間書いたブログを抜粋してまとめたものなんですが、一応、ひとつの区切りができたような気分でブログは小休止といったアンバイになっちゃったんですよ。

　しかし、お客さんの中には結構ブログを見てくれている人がいるんですよねえ。「最近、あんまりブログは書いてないんですか？」てな言葉を掛けられるんですな。

　「ええまあ…そのうちにまた書かせてもらう予定ではいるんですがね……」

　とアイマイなご返事をしていたんだが、今日、機は熟した−−（何の機だ、柿の木が熟したのかよォ。いえ桃の木……オイオイ）ということで、さあ、再開！、銭湯開始！ってところだな。 

　さて、まずは久しぶりだから時候のご挨拶から参ろうか。暑中お見舞い申し上げます。と月並みな言葉を述べたはいいが、今年の夏はなんとまあ暑いことか。連日３０度をラクに越して、３２、３３、３４、３５とドジョウ上り、じゃねえウナギ上りだ。どこまで行っちゃうのかねえ。                      ｜

　お客さんが一様に「フーッ暑いッ」と入ってくる。中年の男性が「今日は３５度だってよぉ。この分じゃあ３７〜８度まで行きそうだな」。それを聞いたやはり中年ウジ

　「な〜に３６度だ７度だっていったって体温じゃ平熱じゃねえか」

　オッホッ、平熱ときたな。なかなか言うねえ。しかし、そういうご本人、汗をだらだら流してますな。これじゃ平熱じゃねえな。

　今日の新聞は「酷暑」の大見出で「４３地点  最高気温」となっている。時候の記事がトップニュースの扱いなんて過去にもそうねえことだろう。

　「気象庁によると、国内の史上最高気温は１９３３年に山形市で記録した４０・６度で、４０度以上は２００４年以来３年ぶり。４０・２度は過去で４度観測されている。また、北海道の苫小牧市や釧路地方で猛暑日を記録したのは初めて」

　と書かれている。これは高温に加えてフェーン現象にラニ…ラニニャオン…（猫じゃねえんだ）、舌噛みそうだよ。ウン、ラニーニャ現象だ。何のことだかさっぱりわからんがとにかくそんなもんがみ〜んな固まっちゃったってんだな。 
 
  そういえば「猛暑日」という表現は今年からできたんだってね。今までは真夏日だったらしいがもうそんな言い方じゃ生ぬるいんだな。そのうち「炎暑日・灼熱日」な〜んて言うのもできそうだな。

　そんなクソ暑いさなか、アタシの部屋のエアコンが故障しやがった。働かせ過ぎて疲れたんだろう。エアコン屋さんが「修理にうかがうのが来週になります」という。猛暑で多忙そのものなんだろうな。エッ？この暑いのにクーラーなしで大丈夫かだって？

　ボケが進まないか心配だって？。な〜に「心頭滅却すれば灯もまた涼し」くならあ、ケッ無理して、まあ−−。 
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        子供に甘いのは</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/24.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=285" title="        子供に甘いのは" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.285</id>
    
    <published>2007-07-24T01:22:52Z</published>
    <updated>2007-07-26T01:27:30Z</updated>
    
    <summary>　店の玄関に子供の靴が３足脱ぎっぱなしになっている。 　そして大人のサンダルが一...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　店の玄関に子供の靴が３足脱ぎっぱなしになっている。

　そして大人のサンダルが一つ。

　「あ〜あ、だらしがねえなあ」

　アタシャその履物を下駄箱にしまった。後刻、当然湯上がりで出てきた親子がキョロキョロとする。アタシャ玄関に出向いて説明だ。

　「脱ぎっぱなしだとねえ、いたずらされちゃうんだな。だから履き物はかならず下駄箱へ入れなきゃだめだ」

　子供は聞くともなく聞いている。しかし父親であろう４０前後の男性はフン！と言わんばかりに無言で
サンダルを突っかけて表へ出ていった。ウルサイよといった感じでもある。アタシャ何となく憮然としちゃったよ。

　ついでに、もひとつ憮然を書こう。小学生の男の子が湯船でバシャバシャと騒いでいる。子供は家庭風呂のせせこましい所から広い銭湯へ来ると騒ぎたくもなろう。しかし野放図はいけない。アタシャこんな時一喝する

　「コラァップールじゃないんだ、静かに入れッ」

　これが定番。しかし、父親が一緒でもこの光景は変わらないんだから困るよ。アタシの怒声にもシャワーを使いながら知らん顔の半ベエだからねえ。この親も４０前後だが、おそらくウルサイ風呂屋のオヤジだぐらいにしか思わねえんだろうな。困ったご時世よ。

　さて、もう一つ、ついでといこうか。アタシね、フロントで子供に玩具を貸しているんだ。「子供にとって、楽しくなければお風呂じゃない」っていう寸法でね。まあ玩具といったってバケツやジョーロの類なんだが、子供は一つでも多く持っていこうとする。ここで親の反応がでる。

　「いっぱい借りてきな」

　とにこにこ見ている親もいれば、

　「一つでいいんだ、みんなが使うんだから」

　と毅然という親。アタシャこんな毅然たる親を見るといいなあと思っちゃう。

　オヤジよう、この話し、前にも読んだことがあるぜ。そうかあ、最近は書いた後から忘れっちまうんでね。まあいいじゃない。眼ぇつぶって読んでよ。

　じゃあ、ここからちょいと硬い話に参ろう。新聞記事である。数日前の社会面の一面にアタシにとっちゃ仰天するような記事が出ていたんだ。「理不尽な親 学校苦慮」の大きな見出し」にサブタイトルが「うちの子に掃除させるな ・トラブル相手 転校させろ」である。そして「親の要求や抗議の例」として なんとまあこんなことが載っていたんだ。ほんの一例を書くと、

　◇うちの子には自宅で掃除をさせないので、学校でもさせないでほしい。

　◇子供同士のささいなトラブルなのに「相手の子供を転校させてほしい」と要求。

　◇学力不足の中学生に小学生の問題を解かせると「子供のプライドが傷付けられた」

　◇気にいらない教師の悪口を子供たちに触れ回る。

　などなどなど。

　イヤハヤ、タマゲタ親が多いんだねえ。アタシらの子供の頃は先生の力は絶大だったがなあ。これじゃあ先生もたまったもんじゃない。そこで教育委員会も厳然と？いや今日ビの時代じゃおっかなびっくりかな、立ち上がったようだその後の新聞には「モラル低下 冊子で指導・子育ての前に親育て」の記事が 
出ていた。

　当然だよねえ。冊子の概要は

　「支払能力があるのに子供の給食費を滞納するなどのモラルの低下を保護者に反省してもらおうと、山梨県教育委員会は、保護者を指導する内容の冊子『親』学習プログラムを作る……として子育ての知識だけでなく『親としてどうあるべきか』というモラルの問題も盛り込むことになった……」

　さらに違う新聞では

　「子供を見れば親が分かる」からいじめの陰湿化や犯罪の凶悪化が問題であれば、まず親である大人から変わらなければならない……。」

　とも書いてある。何にしても「親」である。

　アタシャ、浴場広報誌「１０１０」などに「子供の躾は学校などではなく、１００％親である。」などとエラソーに書いてきたけど「子育ての前に親育て」なんて、まさにわが意を得たりだ。最後にまた格言を引っ張り出してこのブログを締めくくろうか。

　「親の甘茶は毒になる」ってね−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        年金の取材だって</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/23.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=284" title="        年金の取材だって" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.284</id>
    
    <published>2007-07-23T01:15:03Z</published>
    <updated>2007-07-26T01:20:30Z</updated>
    
    <summary>　先日、読売新聞の記者さんが取材に見えたことはこのブログでちょっと触れたが、そん...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　先日、読売新聞の記者さんが取材に見えたことはこのブログでちょっと触れたが、そん時の取材目的が

　「参議院選挙と年金についていろんなジャンルの人に意見を聞くシリーズを企画してるんですが、銭湯のお客さんについてもお聞きしたい」

　ということだったんですな。

　そして数日後の取材である。何せ高齢化時代、銭湯のお客さんも年配の方が多いから、当然、年金生活の人々もまた多い。ですから皆さん、記者さんの質問には積極的に答えていましたなあ。記者さんもまた熱心で、２日間に渡ってン十人のお客さんから丹念にメモを取っていましたっけ。

　ハア？オヤジも年金もらってんのか、ですって？、ええもらってますよ、毎月ン十万エン……。オヤッ？、ン十万と聞いて目ぇ丸くしましたな。冗談、冗談よ。アンタねえ風呂屋のオヤジがそんな大金もらえるわけがないでしょうがな。アタシらのようなしがない自営業じゃあ、国民年金でチョボチョボですがな。まあ、商いをやってるうちは、食うだけはなとかなるから年金問題にはどちらかといえば関心が薄いんですな。

　ところでアタシャ何を書こうとしたんだろ。話がヘンテコなほうへ進んじゃったんで忘れちまったよ。そうだ読売新聞の記者さんの話だったねえ。

　さて、世は年金騒動？のご時世。参議院選挙の争点も「年金改革」に絞られているようだ。アタシらのような年金に無関係な輩には何やら蚊帳の外といった感じだ。内政・外政にもっと大きな問題があると思うんだけどねえ。

　アベさん、オザワさん、もう少し選挙民に媚びずに大道を論じてもらいたい気もするけど、まあ、ここで風呂屋のオヤジがエラソーに選挙を論じても始まるまい。

　本題へ進もう。実はねその記者さんの取材が今日の朝刊に載っていたんですな。「江東版」の見開きにかなりの紙面を割いて「０７・参院選・銭湯の人々・私なら…熱い湯上がり談義」の見出しで当湯(うち)のお客さんの談話が上手にまとめてありましたなあ。そこでほんの一部だけど書き写してみよう。まずはイントロの部分から。

　「アベさんも大変だね」

　「部下が失言続きじゃ」

　−−創業５５年の墨田区業平の銭湯「さくら湯」。フロントの長椅子で湯上がりの人々が世間話に花を咲かせる。「もしあなたが候補者なら、どんな政策を訴えますか」と聞いてみた。

　＊「わたしが政治家なら掛け金を払い戻す制度を作るわ」

　お年寄りの女性(74)は、汗ばんだ顔をぽっと赤くする。だって自分がそう。払込期間が基準に足りず、年金はもらっていない。

　「ちょっとぐらい返してもらっても、いいんじゃない？」

　生活費は長女からの仕送りと、貯金。貯えは減るばかり。一人暮らし。３０代で会社員の夫と離婚してからは町工場で働き、一人娘を養った。懸命に、必死に。娘が育ち盛りのころ、給料は１０万円ほど。保険料の支払はどうしても滞りがちになった。過去の未払金を一括して払えば受給資格が復活する制度があると聞き、思い切って１０万円近い金額を社会保険庁に収めたこともある。だが、その１度だけ。生活に窮して、また払えなくなった。

　何ももらえない。返ってこない。思い出してはあきらめる毎日。やりきれない思いを引きずる。そして今、世間は記録漏れ問題で騒がしい「もしかして」波立つ気持ちから、社会保険事務所に聞いてみようと受話器を取った……役人の声を聞いた。「あなたに受給資格はありません」。やっぱりという感じだった。でも、押し寄せてくる落胆は追い払えない。いくら手を振っても。

　悔やむ。−−悔やむ。新聞や政党のチラシで一票を託せる政治家を探すが、まだ見つからない。

　前段のおしゃべりが過ぎて、ここまで書いたらいっぱいになっちまった。もうちょっと書きたかったんだけどしょうがない。それにしても、うちのお客さんに、こんな年金哀話？をもった人がいたんだねえ−−。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        テレビ情報誌だって</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/21.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=283" title="        テレビ情報誌だって" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.283</id>
    
    <published>2007-07-21T01:10:46Z</published>
    <updated>2007-07-23T01:15:37Z</updated>
    
    <summary>　「東京ニュース通信社で、テレビ情報誌を出している会社ですが、今度、銭湯の特集を...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　「東京ニュース通信社で、テレビ情報誌を出している会社ですが、今度、銭湯の特集をやりたいのでお話を聞きたい……」

　という電話が入ったのが数日前。

　そして今日、３０代と思しき若い記者さんが二人でやってきた。お二人とも記者というよりも、いつだったか首都圏の大学生とそのＯＢが出している「キャンパス・スコープ」という新聞の取材を受けたことがあったけど、今日のお二人も何やらそんな雰囲気だな。若々しいよ。

　以前、ここんところどういう風の吹き回しか、新聞社の記者さんがよく取材に見える……と書いたが、その風の吹き回しはまだ続いているようで、今度はテレビ情報誌ということになったよ。テレビ情報誌といったところでアタシのような古い人間で、テレビにさして興味のない者にとっては、まあ無縁の存在でもある。

　しかし「銭湯特集をやりたい」と聞きゃあ「オッいいねえ」となっちゃう。少しでも浴場ＰＲになるんなら万難を排して（大げさな）協力よ。

　記者さんの名刺には「東京ニュース通信社・企画編集室・特派記者」というのがお一人。もう一人は「出版編集局・テレビブロス担当」となっている。さっそく「ＴＶ Ｂｒｏｓ」なる雑誌を見せてくれた。週刊誌並みの大きさで２週に１回発行しているそうである。パラパラとめくってみた。

　２週のテレビ番組を中心に、若者向けの様々な特集が満載の感じである。

　「対象は３０代で、全国で５０万部の発行です」

　と記者さん。ホウ５０万部かあスゲエな、とまあ単純に驚いたが、後刻、当湯(うち)のお客さんである本屋さんに聞いてみたら「結構売れますよ」ということなので５０万部も納得だ。

　取材が始まった。テーブルのアタシの前に小さな録音機を置いて、オイオイ録音機とはまた古いねえ、それはテ−プレコーダーっていうもんよ。ヘエ〜、テープレコーダーねえ。ほんとかよォ、携帯電話の半分ほどでっせ。  

　ということで若い記者さんがぼつぼつと聞いてくる。まあ、新聞記者さんの質問事項と大筋は似ている。銭湯の歴史から現在の銭湯模様、それに付け足しのようにアタシの湯屋歴なんかも聞いてきたな。アタシャ、この当りの質問はヘンに取材慣れ？しちゃってるから記者さんが一つ聞いたら三つ答えちまう。そしてアタシの持論でもある定番のセリフを繰り出すんだ。

　「現在の銭湯はね、自家風呂保有率が９０％を越してるような状況では、もうかってのように体を洗うだけでは必要がなくなっている。今は湯を楽しむという価値観を売らなければ商売にならない。広い空間にさまざまな健康・美容機能を導入し、家庭風呂では到底味わえない湯の楽しさを売るんだ。

　アタシのフレースは表の看板にも出てるけど『今  銭湯に湯のぜいたくがある』っていうんだ。業界全体が設備とサービスを提供するのが今日の銭湯である、と今懸命さ。おかげで現在の銭湯のお客さんの７割以上が内風呂を持っている人達だからね。さらに近年の特徴は、銭湯を知らないで育った若い世代がボチボチと増えていることなんだ。

　も一つ、これも持論なんだが、若い人に支持されない商売は、銭湯に限らず将来性がないと思ってんでね……」

　そんなこんなの取材が一応終わったところで、若いお二人は、今度はカメラを持ち出した。浴室から脱衣場、さらにはフロント・玄関までバチバチ撮りまくっていたなあ。そして最後はアタシの写真もときたぜ。しかしねえ

　「こんなジジイの写真を撮ったってしょうがねえよ」

　と今度は逃げの一手さ

　さて、テレビブロスの８月１日号に「ゆったり、たっぷり、の〜んびり。夏こそ行こうよ銭湯！」のタイトルで特集されるという。

　若い記者さんがどんな筆さばきをみせるか、ちょいと楽しみだな−−。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        トボケだねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/19.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=282" title="        トボケだねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.282</id>
    
    <published>2007-07-19T06:44:51Z</published>
    <updated>2007-07-20T06:54:12Z</updated>
    
    <summary>　トボケとボケはどう違うか−−。 　トボケは知っていて知らぬ振りをする。ボケは老...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　トボケとボケはどう違うか−−。

　トボケは知っていて知らぬ振りをする。ボケは老いて頭の働きが低くなる……とまあ字引は解説しているが、この二つは区別があってないようなところもある−−。

　いきなりコムズカシイ理屈みたいなことを持ち出したが、うちのお客さんにこんな感じの人がいるんだよね。で、今日はその人のことをスケッチしてみようかな、と思ったんだ。

　その人というのは週に２日ほど見えるおばちゃんで、滅法明るい人なんだ。丸い顔にちょっと低めの鼻？、目がまん丸でクルクルとよく動く。つまり愛嬌のある顔なんですな（ゴメンネ、昔は美人だったおばちゃんなのにねえ）。

　「おばちゃんは幾つになるの？」

　「年？、アッハッとってるよ」

　といった調子である。おばちゃんねえ、そりゃあ年を取ってることは分かりますがな。一見して８０過ぎですもん。おばちゃん、幾つになっても女性に年を聞くことは失礼ですかな。

　おばちゃんの家は近所の定食屋さんで、倅さん夫婦の手伝いが主な仕事らしいんだけどね。

　「おばちゃんはお店で食べ物を運んだりしているの？」

　「ウン時々ね、あんまりやんないけどね、アッハッ」

　言葉がすぐアッハッと笑い顔になる。その度に丸ぁるい目玉がちょいと細くなる。

　「じゃ時々手伝う程度で、普段はこれっという仕事はもうやってないんだね」

　「インヤ、やってるよメンヨウなんか」

　「メンヨウ？」

　「いんや、メンヨウッ」

　「メンヨウ？、あぁ民謡ね」

　「うん、そんで三味線も。ときどき会場を借りてな」

　ホウ、おばちゃんは民謡の御っ師匠さんでもあるんだ。人は見掛けによらないねえ。

　「おばちゃんの田舎(くに)はどこなの？」

　「ウン、宮城県」

　「そう、それで宮城のどの辺なのかな」

　「ず〜っと行ったいいとこ。いいとこだよ、アッハッ」

　そう、とにかくいい所なんですな。そして明るいおばちゃんが宮城訛りで、♪ まチしまぁ〜ノ〜、ハイハイ ♪ と才太郎節なんかやってんだね。

　おばちゃんのユーモラスな話は仰山ある。もう少し続けよう。

　おばちゃんが脱衣場からフロントの小窓をトントンとノックされた。入浴中に必要ができた人がこの小窓から用を足す仕組みになっているんだ。

　「あのなア、シャンプーと小さな石けん頂戴！」

　「シャンプーも小さいやつなのかな？」

　「いんや、大きなほうで、いつものシャンプー」

　「いつものって？シャンプーはいろいろあるけど、おばちゃんは何を使ってんのかな」

　「ホラ、白いところに青い字が書いてあるいつもの、ホラホラ……」

　ホラホラって言われてもねえ。アタシャ２〜３種類のシャンプーをおばちゃんに差し出した。

　「え〜とどれだったっけなあ。わかんなくなっちゃった、アッハッ。うん、これにしよう。それで小っちゃな石けんといくらになるの？」

　「シャンプーが３６０円で石けんが３０円だから３９０円」

　「そッ、じゃ出てからね、アッハッ」

　そして湯上がり後、フロントで言う

　「え〜と、さっき買ったのはなんだったけな？」

　「シャンプーと石けんで３９０円！」

　「そッ、この頃、忘れっぽくてしょうがないんだ。なんでもかんでもすぐ忘れってしまう、アッハッ年だから
しょうがないよね。ダンナさんはまだそんなことないでしょ？」
　
　「いやいや、アタシだって同んなじですよ」。

　とまあ書いてきていかがですかな。トボケとボケの違いが分かりますかな。

　おばちゃんを見ていて人生川柳からこんな句を思い出したよ。

　「わからない おもいだしても わからない」

　となるとやっぱりボケですかなあ。しかしね、どうせボケるならおばちゃんみたいに明るくボケたいよねえ、あかるくねえ、アッハッ−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        台風だねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/14.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=281" title="        台風だねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.281</id>
    
    <published>2007-07-14T03:50:48Z</published>
    <updated>2007-07-17T03:54:38Z</updated>
    
    <summary>　またヘクトパスカルの襲来だよ。 　今回は７月に上陸した台風としては観測史上最高...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　またヘクトパスカルの襲来だよ。

　今回は７月に上陸した台風としては観測史上最高だとか。最高にもいろいろあるけど、こんな最高は迷惑千万だよ。

　今日のニュースは、今を盛りの参議院選挙を吹っ飛ばして台風一色だ。九州地方に上陸したヘクト野郎が散々、暴れ回って各地に大きな被害をもたらせている。土砂崩れ、家屋の倒壊、洪水などなど悲惨だねえ。それにしても東京は近年台風の直撃を免れているからシアワセだよ。

　しかし、ニュースではこれから関東地方も風雨が強くなるというから、わが商売、お客さんが来られまい。開店休業になっちまうのかなあ。  

　台風で臨時休業にした記憶は遠い昔に１〜２回あったかなあ。キャサリン台風だとかキテイだのジェーンなんていう名前の台風が毎年のように襲ってきた時代があったように思い出されるが、あれはアタシがまだ１０代後半からハタチ前半の頃だったようだな。

　当時の台風はどういうことなのか今のように数字で呼ぶことがなくキテイ、ジェーンなど女性の名前だったよねえ。そういえば落語家のナゾ掛けで「台風とかけて道楽息子の日記帳と解く。ココロは、女の名前ばかり」な−んていうのがあったなあ。

　話がノンキな方向にいっちまったが現実はノンキにしていられない。台風情報の大きな円形が太平洋沿岸を北上してくるという。この分じゃ夕方から暴風圏内に入るらしい。願わくば台風の進路が右へ少しでも逸れて太平洋上へ抜けて欲しいとセツナイ気持ちでテレビを眺めているんだがねえ。

　前段で、昔、台風のため臨時休業をしたということに触れたが、アタシが１０代の頃、こんな話があるんだ。台風接近で午前中から風雨が強まり夕方以降さらに強まるという情報だった。テレビのない時代で情報源はラジオであり、現在のように微に入り細に渡った情報などないから、時にはハズレることもあった。この時も台風接近の報に床下浸水にならぬよう、低いところに砂袋を積んだりして準備万端整えていたんだ。

　ところが夕方になってなんとなく風が弱まった。となりゃあ若い時の思わぬ臨時休日だから、これ幸いと台風予報を尻目に映画を見に出かけたんだ。しかしなんとなく気にはなっていたんだな、早めに映画館を出たら表はソヨソヨと風が吹いているだけじゃないか。

　ホウ！、台風は来なかったんだなと一人合点。家へ帰ることは後回しにして、また違う場所へ遊びにいっちゃった。

　翌日、新聞を見たら東京が台風の眼に入ってウンヌンとなっていたんで「台風にも眼があるんのか」と勉強になった覚えがある。

　オヤッ、台風の眼といったらそこにいるうるさそうなお人ね、ヘンな顔をなさいましたな？。ハハア、台風に眼があるといったのが解せないんですな。じゃご説明致そう。

　「台風の眼ってね、よく発達した台風の中心に生じる静寂な区域でね、半径１０〜４０ｋｍに及ぶんだってさ。おわかりかな」

　エッ、字引で調べたのかって？、そりゃあそうさ、ガクのない風呂屋のオヤジがコムズカシイことなんか知るわけがありませんがな。なんだって？眼は分かったからついでに今度は台風の鼻を調べろだて？、あのねえ−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        文化財産だねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/13.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=280" title="        文化財産だねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.280</id>
    
    <published>2007-07-13T01:25:05Z</published>
    <updated>2007-07-17T01:32:58Z</updated>
    
    <summary>　アタシね、朝起きて顔を洗うとまず何をおいても新聞を開くんだ。 　そしてそこに時...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　アタシね、朝起きて顔を洗うとまず何をおいても新聞を開くんだ。

　そしてそこに時折「銭湯」の２文字を見ると「オッオッ」となっちゃう。

　近年、嬉しいことに何かにつけて「銭湯」を取り上げてもらえる。先日も、「銭湯のオヤジが本を出した、ブログを書いてる」っていうんで朝日、産経に読売の記者さんが見えて記事にしてくれましたなあ。アタシらごときでも銭湯ＰＲの一助になればウレシイことですよ。

　そして今日、読売新聞の「ＴＯＫＹＯホームページ」という一面に「触れ合い生む文化遺産」という見出しで「銭湯」が出ていましたねえ。読まれた人も多いと思いますが、このコラムは１週間に１回ほど載るらしく「桐谷夫妻の一期一会」と題して、ご主人・桐谷逸夫さんの粋な下町スケッチに奥さんの桐谷エリザベスさんの文章で構成されているアタシの好きなコラムなんです。

　ところでね、桐谷エリザベスさんはアタシらの浴場組合と大いに係わりがある方で、先日も業界誌「東浴だより」に紹介されていましたが、まずその一文を引用して桐谷さんの横顔をちょいと書かせてもらいますかな。

　「第十五次東京都公衆浴場対策協議会の委員が選定されました。そのなかで学識経験者として委員になられた桐谷エリザベスさん。アメリカボストン出身でホイートン大学卒業後、ハーバート大学医学部で心臓と肺の研究をされ、また血液専門家として働かれていました……」

　カナ文字の大学名が二っつも出てくると、アタシのような学歴のないもんにはすごいインテリの見えちゃいますなあ。エッ？オヤジだって大学ヘいってるじゃねえか、ですって？。あっそうかバン大（番台）だもんな。もっともジジイになってもまだまだ現役大学生だ。この分じゃクタバルまで現役だよ。

　どうも話が脱線しちまったが「東浴だより」へ戻ろう。

　そしてね、桐谷さんは学者でありながら下町の谷中に住み、日本文化に傾倒し、下町・銭湯をこよなく愛している方なんですよね。
　
　平成十四年、全浴連にて生活衛生推進事業として「公衆浴場への回帰策を求めて」と題したパネルデスカッションを行ったときパネラーとして銭湯の良さにエールを送ってくれました…。となっている。ということで新聞へ移ろう。

　「２３年前に下町に引っ越して来てから、長い間ほとんど毎日のように銭湯に通っていました。住んでいた長屋に風呂がなかったからです。おかげで近所の人たちとずいぶん親しくなりました
　それが数年前に近くの風呂付きの家に移ってからは、すっかりごぶさた。ところが先日、家で一人寂しくしていた時にふと思い立って、以前通った銭湯に行ってみました。すると驚いたことに、おなじみの顔があちこちに。隣に座ったおばちゃんとも久し振り。
　二人で近況を語り合っているうちに、回りの人たちも加わり、近所の出来事や今年の夏の盆踊りの話に花を咲かせました。  人を幸せにしてくれるものは、実は単純な事柄です……。日本の銭湯は隠れた文化的、社会的財産であり、『美しい日本』の礎をなすものであると思います」

　そしてご主人・桐谷逸夫さんの銭湯スケッチが添えられてある。背景画と背景広告をバックにした入浴風景である。その湯船の中央に入浴しているのがエリザベスさんなんであろう。鼻の高い長髪の女性がおばちゃんたちと談笑している絵だが、下町の銭湯の入浴風景が味わい深い。

　ただちょいと気になったのは、肩まである長髪が湯船のお湯に浸かりそうなことだね。古い湯屋モンは「長髪をちょっぴり巻いてくれたらなあ」などと思ってもみたが、それで下町情緒を損なうものではない。余計なお世話だろうねえ。

　「銭湯は隠れた文化的財産である」などというエリザベスさんの言葉には５０年の湯屋稼業をしているオヤジにとっちゃあ改めて感激させられるなあ−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        ほおずき市だねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/09.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=279" title="        ほおずき市だねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.279</id>
    
    <published>2007-07-09T01:23:49Z</published>
    <updated>2007-07-11T01:34:31Z</updated>
    
    <summary>　「オヤ、遅いね」 　いつも開店早々見える中年の男性が日暮れになってやってきた。...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　「オヤ、遅いね」

　いつも開店早々見える中年の男性が日暮れになってやってきた。

　「うん、ほうずき市へ行ってきたんだ」

　「そお、すごい人だろうねえ」

　「いやもう、歩けないぐらいだよ」

　そうでしょうなあ。今日・明日の開催だが、明日は雨予報もあるからねえ。

　そのせいか今日はお客さんの出足がなんとなく鈍いよ。近年は浅草に限らず近くに大きなイベントがあると日中はお客さんが出かけてしまうせいか銭湯に閑古鳥が舞い込むようだ。Ｋ公園の桜まつりがそうだったし、隅田川花火が今月の末日にあるなあ。８月は浅草サンバカーニバルも行われる。不況を反映してか、ゼニの掛からない歳時の人出はすごいよねえ。

　夕刊に「浅草寺でほうずき市」の見出しで報じられていた。

　「台東区浅草の浅草寺で恒例のホオズキ市が始まった。境内に設けられた約２５０の露店には鮮やかなオレンジ色の実をつけたホオズキがびっしりと並び、縁起物として買い求める参拝客でにぎわった。この日にお参りすると４万６千日分の御利益があるとされ、毎年６０万人が訪れる」

　２日間で６０万人の人出か。ところが５月に行われた三社祭には２００万人だっていうから上には上があるもんだよね。

　とまあホオズキ市のあれこれを書いてきたが、アタシも若いときは初日が一晩中やっているんで、仕事が終わると仲間とともにすっ飛んで行ったっけ。といったって御利益に預かろうなんていうんじゃない。浅草が夜っぴて灯りがついているから紅灯を求めてさまようんだ。家人の手前もあるから観音様にちょいと手を合わせ、ホオズキを一鉢買い求めて後はもう糸の切れた凧だった。夜明けにホオズキをぶらさげてフラフラした足取りで帰ってきたっけねえ。酔っぱらった勢でそのまま吉原へ繰り込んだ手合いもいたなあ。何にしても今の世知辛いご時世から比べたら大らかな時代だったと思うねえ。

　仕舞間際にやってきた近所の居酒屋のご主人が言ってたっけ。

　「最近は、ホオズキをぶらさげて帰って来るような人が見あたらなくなったねえ」

　そういえば浴衣掛けでホオズキを持ったり、団扇を手にしたような人達の姿も見なくなったなあ。浴衣に団扇はこの次の隅田川花火まで取っておくのかな。しかし軒下にホオズキの風鈴がチンチロリンと鳴る夏の風物詩も見掛けなくなったようだから年々、季節感が希薄になっていくようでもある。

　１１時、店を占拠していた閑古鳥がどうやら退散したようだ。出かけた人達が風呂にやってきた。しかしホオズキをぶらさげた人の姿は見あたらない。

　さて梅雨もそろそろ明けるだろう。いよいよ本格的な夏になる。

　「ホオズキが知らせてくれる夏の風」

　オソマツ−−。

        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>        泣いて馬謖(ばしょく)をねえ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/2007/07/07.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://soryusha.com/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=278" title="        泣いて馬謖(ばしょく)をねえ" />
    <id>tag:soryusha.com,2007:/1010/bandaiblog//2.278</id>
    
    <published>2007-07-07T01:15:11Z</published>
    <updated>2007-07-09T01:34:05Z</updated>
    
    <summary>　「オヤジさんのブログを見てるといつも楽しい入浴風景が書かれているけど、イヤなこ...</summary>
    <author>
        <name>SORYUSHA</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soryusha.com/1010/bandaiblog/">
        　「オヤジさんのブログを見てるといつも楽しい入浴風景が書かれているけど、イヤなことだってあるでしょ」

　と聞いてきたのは５０代半ばの男性。

　「イヤなこと？、そりゃあ毎ン日多くのお客さんと会ってるんだからヤなことやツマンナイことだってあるさ。けどね、アタシのブログは『銭湯って楽しいよ』っていうのが基本だから文句や愚痴なんか書いたってしょうがないじゃない。だから面白いことや愉快なお客さんの話があるとそれをメモしてんのよ」

　「そう。だから面白いんだ。また読ませてもらいます」

　ということでお客さんは風呂場へ向かわれたが、そこで今日はツマンナイことの一つ、せつない話を報告しようかな。こういう話はあまり気が乗らないんだけどね。

　登場願うのは８０のご老体。

　「もう仕事もやってないし、テレビを見ることと風呂へ来ることしか楽しみがないんだ」

　と、毎日、開店間もなく見えていたんだ。小柄な人で、よく病院へ行ってきた話をするが、そのせいかどうも顔色がよくないんだ。で、アタシャどっか悪いんじゃないかとも思っていたんだ。

　そんな矢先、正月の朝湯の時だったが風呂場でひっくり返ってしまった。意識不明である。さあ一大事！。家人とひとまず脱衣場へ運び込んだ。体にタオルを掛けて頬っぺたをパンパン叩いて呼びかけるものの反応無し。

　こうなると手段は一つ、救急車を呼ぶしかない。そしてピーポーピーポーと病院へ運んでもらったんだが、あのご老体、どうしたかなあち心配していたら、翌日にケロッとしてまた姿を見せたんだ。

　「どこが悪かったの？」

　「ウン、水分が足らなくてムニャムニャ……」

なにやら要領を得ないがご老体は続ける。

　「それでねまた風呂へ行ってもいいっていうんで……。だから迷惑を掛けてしまったけどまた入れてください」

　「大丈夫かなあ。まあ十分気をつけて長湯をしないようにね」

　となったんだが、それからしばらくは平穏無事？だったが、半年ぐらい経ったかなあ。ある日またまたお客さんの切羽詰まった注進だ。

　「朝湯で倒れたおやじが今度は便所の前で引っ繰り返っているよッ」

　またかッ！

　今度は脱衣場の便所の前で素っ裸のまま目ぇ剥いて伸びているじゃないか。もちろん意識はない。またまた救急車だ。周囲のお客さんも朝湯で倒れたことをほとんどが知っていたようだ。今度は２回目、まさか往生しちまうんじゃあるまいな。と心配していたら、それからなんと５時間程たってひょっこりフロントへやってきたじゃないか。

　オイオイ、幽霊じゃあるまいな−−。

　今回も前と同じように原因は

　「水分不足でムニャムニャ……」

　さらに

　「医者は心配ないからっていうんでまた明日からお風呂をお願いします」

　ときたぜ。

　心配ないから頼むって言われたってこちとら心配のもひとつもしますわい。

　なんせ前科二犯でっせ。２度あることは３度ある……こりゃもう常習犯になっちまいますがな。自宅には風呂があるそうだが独り住まいで自分ちの風呂には入りたくない。

　「今度から十分気をつけるから、また入れて下さいよ」

　と言われたってハイそうですか、とはいかねえなあ。アタシャ、かわいそうだが

　「体をよく直してからまた来てよ。当分、うちの風呂は遠慮してもらいたいなあ」

　ご老体、ションボリお帰りになったが、断るアタシもセツナイんですよ。これね

　「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る−−」

　ていう心境よ。

　エッ、バショクって馬の食事かって？。う−ん、ちょいとムズカシカッタかな。ついガクがほとばしるんでね。ヘッ、エラソーに。そんなことより早く説明しなよ。

　ウン。実はね馬謖って三国志に出てくるあの諸葛亮孔明の配下の武将でね、ある戦いで戦略の失敗から敗れて、その責任から孔明に泣く泣く斬られっていうことなんだ。分かる？、分かんねえよなあ。じゃあこう言おうか。アンタがねパチンコに夢中ンなってカーチャンから別れ話を出されたときに、泣いて馬謖を……じゃねえな。

　これは怒って馬謖を斬るか−−。

        
    </content>
</entry>

</feed> 

